2026年11月号 · 第04号目次

ファッション&スタイル

レイヤードの優雅さ

コート、カシミヤ、ショール:十一月に暖かく、しかも素敵に装うための、静かなルール。

十月には、秋の色をワードローブに迎え入れました。十一月は、空気が冷たくなるにつれて、問いが変わります。寒さを感じず、もたついて見えないようにするには、どう装えばよいのでしょう。答えは、上手に重ねたレイヤーにあります。

正しいレイヤードとは、数枚のアイテムが互いを補い合うことです。薄いものは内側に、厚いものは外側に。やわらかな素材は肌に、しっかりした素材は上に。そうすれば、日中に気温が変わっても、一枚脱いだり着たりして心地よく過ごせます。

三層のルール

– インナー:肌に触れる、薄くて通気性のあるもの。薄手のメリノやシルク混のニット、コットンのボディ、サテンのブラウスなど。

– ミドル:熱を逃がさないもの。カシミヤやウールのセーター、カーディガン、ベスト。

– アウター:風と雨を防ぐもの。ウールのコート、ピーコート、ケープ。

各レイヤーは、ひとつ内側のものより少しゆとりを持たせましょう。そうすればアイテム同士が押し合わず、シルエットが流れるように保たれます。


十一月のカラーパレット

今月、ワードローブの色は深みを増します。ウォームボルドー、オリーブグリーン、ウォームクリーム、アンティークゴールド。これらの色は、互いにも、栗色、ネイビー、キャメルといった定番色ともなじみやすい色です。

– ウォームボルドー:ワインレッドのような暗いボルドーではなく、赤に近い深い紅色です。ショールやセーター、バッグとして、顔に生気とぬくもりを添えます。ダークボルドーより明るく見えるため、キャメルやクリーム、オリーブグリーンとも合わせやすい色です。

– オリーブグリーン:パンツやスカート、トレンチコートに、落ち着いた上品な土台をつくります。

– ウォームクリーム:セーターやコートに取り入れると、冬いちばんの明るい色です。

– アンティークゴールド:アクセサリーやボタン、ベルトのバックルに、ほんのりとした輝きを。

トーン・オン・トーン、つまり同じ色の明るい色合いと濃い色合いを組み合わせると、重ね着のコーディネートがすらりと背高く、上品に見えます。


冬の基本の五アイテム

1. ウールのコート:キャメル、クリーム、ネイビー。ひざのすぐ下で終わる、肩の収まりのよいデザインなら、何年も着られます。

2. カシミヤまたはウールのセーター:クルーネックやタートルネック。一枚でも、シャツの上にも着られます。

3. 大判のショール:首に、肩に、コートの上に。十一月のいちばん機能的なアクセサリーです。

4. ケープ:コートの優雅な代わりに。この号のエレガント・アトリエで、ご自分のケープを縫うことができます。

5. レザーブーツ:雨の日のために、ソールが厚く、履き心地がよく、手入れの行き届いた一足。


もたついて見えないために

– 厚手のセーターと厚手のコートを合わせるなら、コートがひとまわり大きいことを確かめてください。

– ウエストはベルトやコートのベルトで引き締めましょう。

– 厚手のトップスには、より薄手のボトムを。厚手のセーターにストレートのパンツ、といった具合です。

– 素材のバランスをとりましょう。ふんわりしたウールと、つるりとしたレザーやサテンは相性のよい組み合わせです。


ショールの結び方、三通り

– 肩から垂らす:ショールを広げたまま、両端を前に垂らします。コートの上で上品に映えます。

– パリ結び:ショールを二つ折りにして首に巻き、端を輪にくぐらせます。風の強い日にも暖かく過ごせます。

– ケープのように:大きなショールを肩にかけ、ブローチやベルトで留めます。


生地のお手入れ

ウールやカシミヤは、着るたびに洗う必要はありません。風を通すだけで十分なことが多いのです。セーターは吊るさず、たたんで収納しましょう。ハンガーにかけると肩が伸びてしまうことがあります。毛玉はやわらかい毛玉取りブラシで取り除き、クローゼットにはシダーやラベンダーのサシェを置いてください。


エレガント・スタイルノート

冬のおしゃれは、数多くではなく、ふさわしい一枚を求めます。良いコート、お気に入りのショール、肌に心地よいセーター。それらが十一月の肌寒い朝にも、あなたを暖かく、そして自分らしく保ってくれます。